大阪大学大学院情報科学研究科
大崎 博之 (oosaki[atmark]ist.osaka-u.ac.jp)
100 Tips for Your Successful Undergraduate/Graduate School Life (DRAFT)
Hiroyuki Ohsaki (oosaki[atmark]ist.osaka-u.ac.jp)
Graduate School of Information Science and Technology, Osaka University
$Id: index.pod,v 1.14 2007/04/05 15:24:52 oosaki Exp oosaki $
"Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world." -- Albert Einstein
この文書には、大学生もしくは大学院生のみなさんが、 快適かつ有意義な研究生活を過ごすためのヒントをまとめてあります。
私は、これまで 10 年以上にわたり学生を指導してきましたが、 多くの学生が同じような問題でつまづいていました。 それらのつまづきの多くは、 ちょっとしたヒントやコツを学べば回避できるものでした。 大学生や大学院生の頃には、 いろいろとつまづいて、 失敗して、そこから学ぶというのがとても大切です。 ですので、ちょっとしたつまづきは大いに結構だと思います。 しかし、同じ問題でいつまでもつまづいていると、 そのうち行き詰まりを感じて、 研究に対する情熱も薄れていってしまうようです。 そこでこの文書に、 そのようなつまづきを回避するためのヒントやコツをまとめました。 学生のみなさんがさらにレベルアップするための一助となることを 期待しています。
研究室に配属されるということは、 研究室という「組織」の一員になることを意味します。 研究室は、小学校から大学の学部までのような、 ひたすら受身の「学校」とはずいぶん様子が違っています。 企業の研究所のような、 いわゆる社会生活の場所に近いといえます。 研究室に配属されたばかりの人は、 そのギャップの大きさにとまどいを感じているかもしれません。
現在、研究生活を十分に満喫している人は、 この文書を読んでさらなる質の向上を目指してください。 残念ながら、現在、 研究生活に行き詰まりを感じている人は、 ここに書いたヒントを参考にして、 ぜひその壁を乗り越えてください。
研究生活に行き詰まりを感じると、 ついつい「自分の能力が不十分だから」と考えてしまいがちですが、 それは違います。 以下に紹介するヒントには、 (大学や大学院に入学するだけの能力を有している) みなさんが 実行できないような難しいものはありません。 ちょっとしたコツを知っているかどうか、 ちょっとした習慣が身についているかどうか、 それだけなのです。
以下では、いくつかのカテゴリーごとに、 それらの局面で役に立つヒントを書いてあります。 この文書では、以下のような 8 個のカテゴリーに分類しています。
まず、もっとも重要なヒントを 3 つ挙げておきます。 これ以降のヒントは、 すべてこれらの 3 つのヒントが背景にあります。
大学生活もしくは大学院生活を、 自分なりの方法で最大限楽しみましょう。 人それぞれ、何に対して「楽しい」と感じるかは違いますが、 「楽しい」と思っていなければきっと上達しません。 「楽しい」ことならば、 続けても苦になりませんし、 自然にもっともっと上達したいと思います。 「楽しくない」と思っていれば、 どれだけ重要なことでも、 どれだけ今後役に立つことでも、 一生懸命やろうとは思わないものです。
ですので、まず大学生活もしくは大学院生活を楽しみましょう。 現在、「楽しい」と思えないなら、 「楽しい」と思えるような工夫や努力をしましょう。 プログラミングが「楽しい」と思えれば、 自然とプログラミングは上達します。 プレゼンテーションが「楽しい」と思えれば、 自然とプレゼンテーションも上達します。 コミュニケーションを、 文章作成を、プレゼンテーションを、 もっともっと楽しみましょう。
最初にも書きましたが、 この文書で紹介しているヒントのうち、 みなさが実行できないものはほとんどありません。 「できない」と思っていることは、 いつまでたってもできるようになりません。 自分の意見を相手に伝えられるようになる、 論文がスラスラ読めるようになる、 人前で分かりやすいプレゼンテーションができるようになる……どれも 簡単ではありませんが、 みなさんの能力でできないことではありません。 きっとできるようになりますし、 ある意味「最終的にはできるようになるのが当然」だとも言えます。
研究生活を続けてゆく上で、 「自分には無理かもしれない……」、 「なんて自分は能力が低いんだ……」そう思う時もあるかもしれません。 しかし、それは違います。 確かに、今はうまくできないかもしれませんし、 できるようになるためには努力が必要かもしれません。 しかし、「もともとうまくできない」から、 それができるようになるために大学や大学院に来ているのです。 「すぐにできるようにならない」から、 チャレンジのしがいがあって楽しいのです。 まず、自分自信の能力を、みなさん自信が信じであげましょう。
どうせやるなら、高いレベルを目指しましょう。 どうせ大学や大学院で学ぶなら、 大学生活や大学院生活を最大限有意義なものにしましょう。
どうせ研究をするのなら、 少しでもレベルの高い研究を目指しましょう。 どうせプログラムを書くのなら、 少しでも美しいコードを書きましょう。 どうせ論文を書くのなら、 少しでも美しい文章を書きましょう。 単に「大学卒業」や「大学院修了」という資格をもらうために、 数年間を無駄に過ごすというのは非常にもったいないことだと思います。
個人的には、大学や大学院では学問の面白さを実感し、 何か自分の興味の持てることをとことん極めて欲しいと思います (大学や 大学院は、それを実現できる環境だからです)。
以下、それぞれのカテゴリーごとにヒントを紹介してゆきます。 ここで紹介するのは、 あくまで私からのヒントですので、 そのままではみなさんに当てはまらないものがあるかもしれません。 また、実行するのは簡単ではないヒントも含まれています。 これらのヒントをすべて実行できなくても、 がっかりする必要はありません。 十年、二十年かけてできるようになればいいや……くらいの気持で気軽に 考えてみてください。
"At age 20, we worry about what others think of us. At 40, we don't care what they think of us. At 60, we discover they haven't been thinking of us at all." -- Ann Landers
このセクションに登場する発言例では、 尊敬語や謙譲語ではなく丁寧語を用いています。 相手に応じて、尊敬語や謙譲語を適切に用いてください。
日本人は、欧米人に比べて、 アイコンタクトが苦手と言われます。 しかし、確実なコミュニケーションのためには、 アイコンタクトが非常に有効です。 相手の目をじっと見ると緊張してしまい、 萎縮してしまう……という人は、 相手の鼻や顎などを見るようにするといいでしょう。
自分とまったく同じ考えの人はいません。 そのため、自分の直観、 感情、フィーリングなどをもとに話をしてもなかなか相手に伝わりません。 以下のような話し方は避けたほうがいいでしょう : 「なんとなく…… のような気がします」、 「理由は説明できませんが……と思います」、 「まだきちんと考えていませんが……と思います」など。
上記にも関連しますが、 可能な限り、定性的な意見ではなく、 定量的な意見を述べるようにしましょう。 例えば、以下のような定性的な説明は良くありません : 「距離が 大きくなると、スループットがより大きくなります」。 これでは、何の距離がどのくらいの値からどの程度大きくなると、 何のスループットがどの程度大きくなるのか分かりません。
そうではなく、以下のような定量的な説明をしましょう : 「……の距離が XX msec から XX % 大きくなると、 ……のスループットが XX % 大きくなります」。
常に、後向き (破壊的・ネガティブ・マイナス思考) ではなく、 前向き (建設的・ポジティヴ・プラス思考) に考えましょう。 またそのように発言しましょう。 大学というクリエイティブな場所に、 後向きの考え方はうまくなじみません。 同じ内容を伝えるにしても、 「……はまず無理と思います。 ……も……もきっとできないと思います。」というネガティブな意見は、 創造的なアイディアの発展を阻害してしまいます。
そうではなく、「……は困難ですが、 チャレンジのしがいがあり、 非常に面白いと思います。 ……と……は無理かもしれませんが、 ……という方法や……という方法が考えられると思います」のような意見を 述べましょう。 マイナス思考というのは単純には治らないかもしれません。 しかし、常に前向きの意見を述べる、 というトレーニングによって改善できると思います。
一般的に、声が小さいと、 話している内容に自信がなく聞こえ、 説得力に欠けてしまいます。 声が小さい人は、普段から大きな声を出すトレーニングをしましょう。 声が小さいという欠点は、 比較的簡単に治すことができると思います。 腹式呼吸の練習をし、 喉から声を出すのではなく、 体全体を共鳴させて、 お腹から声を出すと良いでしょう。
相手の質問を正しく理解し、 その質問に対する回答を最初に述べましょう。 その後、必要であれば理由を説明しましょう。 「なぜ……なのか ? 」という質問に対しては、 「……だからです」と答えます。 理由を質問されているなら、 まず「……だからです」と理由を述べます。 比率を質問されているなら、 「 XX % 程度です」と最初に答えます。 たったこれだけのことで、 驚くほどコミュニケーションがスムーズになります。 ぜひ試してみてください。
上記にも関連しますが、 質問に対しては、まず結論を述べましょう。 Yes もしくは No で答えられる質問なら、 「はい。 というのも……だからです」、 もしくは「いいえ。 というのも……だからです。」のように答えましょう。
「はい」という返答は、 相手の話した内容をほぼ理解し、 その内容に合意したことを意味します。 相手の発言を理解しないまま、 もしくは合意しないまま、 「はい」と言うのは避けるようにしましょう。 「一部、理解できない点があるので、 確認させてください。 さきほどおっしゃった……ですが……」のように答えるか、 「……という点では、 私もそう思います。 しかし、……という点では、 私の考えは違っています。 というのも……」のように答えるといいでしょう。
コミュニケーションの場で、 沈黙するということは、 相手の時間を浪費することになります。 また、コミュニケーションを拒否していることになり、 相手に対しても失礼な印象を与えかねません。 ほとんどの場合、コミュニケーションの場で、 相手を待たせてじっくり考えても、 有意な考えや返答は出てきません。 もし相手の意図が理解できないなら、 まずその旨を伝えるといいでしょう。 もし自分の考えが混乱しているなら、 「質問の意図は理解できるのですが、 少し考えが混乱しています。 というもの……」のように話を続けるとよいでしょう。
「いえ、ですから……」には、 「違います。 さきほど説明したように……」という意味が含まれています。 すでに説明が済んでいなければ使わないようにしましょう。 もし説明が済んでいたとしても、 相手が理解していないのは、 自分の説明がうまくないからかもしれません。
また、「……けど」には、 「……です (けれども……に関しては違う考えです) 」という 意味があります。 代わりに、以下のような表現を使うとよいでしょう : 「いいえ。 説明が不足していましたが……と思います」、 「……と思います」。
残念ながら、大学院生の段階で、 正しい敬語を使える人はほとんどいません。 まず、自分の敬語は正しいはず……という先入観を疑ってみましょう。 敬語に関する本を何冊か読んで、 敬語の基本を再度確認するとよいでしょう。 私は、敬語は日本の文化だと思います。 「敬語の誤用例」等の本を読めば、 自分の敬語の間違いが理解しやすいと思います。 特に、丁寧語は敬意が低いという点に注意しましょう。 また、丁寧語と尊敬語を明確に区別して使い分けましょう。
例えば、目上の人に何かを依頼する場合に、 「……してください」という表現は使わないようにしましょう。 「……しなさい」という命令文を、単に丁寧語にしているだけですので、 かなり強い表現です (依頼ではなく、命令の意味です)。 代わりに、以下のような表現を用いるとよいでしょう : 「大変恐縮ですが、 ……して頂くことは可能でしょうか」、 「お手数をおかけして申し訳ありませんが、 ……して頂けませんでしょうか」など。
「国際化時代のコミュニケーション手法」、 「相手に自分の考えを伝える方法」、 「人を動かす方法」、 「相手に NO と言わせない交渉術」といった雰囲気のタイトルが付いた本を 参考にするとよいでしょう。 こういうタイプの本を何冊も読みましたが、 どの本でも、書いてある内容は大体同じなので、 どれを選んでも良いと思います。 敬語に関しては、社会人向けに敬語を解説した本が多数出版されています。 特に、金田一春彦の本は、 内容が深く、おすすめします。
"Fall seven times, stand up eight." -- Japanese Proverb
常に、作業の効率を高めることを意識し、 問題があればそれを改善する努力しましょう。 1 日 24 時間というのは、 誰にとっても平等です。 現在よりもアウトプットを増やすためには、 (1) 睡眠時間や余暇を削るなど、 作業時間を増やす、 (2) 作業時間はそのままで、 効率を高める、のどちらかになるでしょう。 ある程度まで (1) は有効ですが、 限界があります。
研究は、ジグソーパズルを完成させるように、 毎日コツコツ作業を行っていればいつかは完成する、 というものではありません。 例えば、一つの問題に対して 30 分以上作業を続けても、 作業が進んでいないと感じたら、 その時は要注意です。
ほとんどの場合、以下のどちらかに原因があります。 (1) 取り組んでいる問題が、 そもそも自分では解決できない、 (2) 問題への取り組み方が間違っている。 (1) の場合は、指導教員や先輩などと相談して、 問題設定を見直す必要があります。 (2) の場合は、問題への取り組み方を変えるか、 他の良い方法が思いつかなければ、 すぐに指導教員や先輩などに相談しましょう。
一般に、共同作業を行う場合には、 ほうれんそう (報告 / 連絡 / 相談) が非常に重要です。 研究を進める場合にも、 これがそのまま当てはまります。 指導教員に何らかの問題や課題を与えられると、 それを終えるまではとにかく一人で頑張ろう……という人が多いように 思えます。 特に、問題や課題が、 あらかじめ決められた予定通りに進んでいない場合は、 とにかく一人で頑張って終わらそう……という人が多いようです。
でも、これはまったく逆です。 作業が順調に進んでいない時こそ、 ほうれんそう (報告 / 連絡 / 相談) が重要です。 上の項目とも関連しますが、 作業が予定通りに進んでいない時には、 できるだけ早い段階で報告や相談をするようにしましょう。
普段のメールやミーティング資料で、 間違った日本語を書いている人が、 論文や発表資料を作成する時になると、 人が変わったように正しい文章 (日本語もしくは英語) を書く、 ということはありません (これは断言してもいいです)。 普段、正しい日本語を書くことのできる人だけが、 論文や発表資料でも正しい文章を書くことができるようです。
日頃から、どんなちょっとした文章であっても、 意識して正しい日本語を書くように心掛けましょう。 メールやミーティング資料を作成する時には、 内容が正しいかどうかはもちろん、 日本語として正しいかどうかについても、 常に時間をかけてチェックするようにしましょう。 こういう小さな心掛けが、 後になって大きな差となって表れてきます。
学生のみなさんは、 ほとんどの人が強い責任感を持っています。 このため、指導者から仕事や作業が与えられたにもかかわらず、 それがうまくこなせない時に、 「作業が進まないのは、 僕の能力が不足しているから」とか、 「作業が進まないのは、 僕の努力が不足しているから」などと考えがちです。 しかしそうではなく、 与えられた仕事や作業に無理があることも多くあります。
研究では、今までに解かれたことのない問題に挑戦するのですから、 指導者の人であっても、 問題の難易度をいつも正確に把握できるわけではありません。 与えられた仕事や作業が難しすぎると感じたら、 遠慮なく「できない」ということを表明しましょう。
大学での研究は、(例外もありますが) たいてい教員の方が提案書を書き、 それによって獲得した研究費によって実施されています。 学生のみなさんが取り組んでいる研究は、 そのような教員の方が提案した研究の一部であることが多いと思います。 そのような場合、研究は自分一人だけの研究ではなく、 指導者の方との「共同研究」となります。 研究成果を発表する時に、 指導者との共著になるものはすべて共同研究と考えてもいいでしょう。
研究成果を出すということは、 みなさんだけでなく、 指導者にとってもメリットがあります。 良い研究成果が出れば、 高い評価を得ることができ、 今後の予算獲得も容易になります。 指導者の方には遠慮なく助けてもらいましょう。 特に、上記のように与えられた仕事が難しい時には指導者の力を 借りましょう。 それが、みなさんにとっても指導者の方にとっても、 結果的にプラスになります。
学生のみなさんが、 指導者の人に何か作業を依頼するのは気が引けるという気持は良く 理解できます。 「あれをしてください」、 「これをしてください」と (特に目上の人に) 依頼するのは、 たしかに日本人の美徳に反しています。 このため、指導者の方に何か作業を依頼したにもかかわらず、 なかなか返事が帰ってこない時に、 催促をするのがなかなか難しいようです。
しかし、指導者の人は、 同時に何人もの学生を指導していますので、 作業を依頼されたことを忘れていることがあるかもしれません (私はよくあります……)。 ですので、ある程度待っても指導者から返事がなければ催促しましょう。 その時に、「今後の作業計画を立てておきたいので、 いつ頃お返事を頂けそうか教えて頂けませんでしょうか ? 」 のようにやんわり催促するのが良いかと思います。
研究室は、最先端の研究を実施し、 成果を挙げるための場所です。 数十年前に解かれているような初歩的な問題を、 学生に解かせるための場所ではないのです。 いわゆる、企業の研究所と同じだと考えましょう。 主に、実施する研究によって獲得した研究費によって運営されています。
教員や先輩との研究ミーティングを有意義なのもにするため、 作成したミーティング資料は、 前日までに指導者にチェックしてもらいましょう。 研究では、一人でコツコツ作業するというのも重要ですが、 それと同じくらい他の人に意見を求めるというのも重要です。 ミーティング前までに、 指導者に事前にチェックしてもらうことにより、 初歩的な誤りや、誤解を招きそうな表現を減らすことができると思います。 また、指導者からのフィードバックをもらうことによって、 研究自体が進むだけでなく、 資料の作成技術も向上できるでしょう。
ミーティング資料で、 マージン (周囲の余白) が非常に大きいものがときどき見受けられます。 単に紙の無駄使いなので、 ミーティング資料のマージンは小さくしましょう。 どのようなソフトウェアを用いてミーティング資料を 作成しているかにもよりますが、 LaTeX のスタイルファイルや、 PowerPoint のテンプレートなどは、 デフォルトでは非常に大きなマージンを取っています。 LaTeX を使っている場合は、 以下のように vmargin パッケージを使うのが簡単です。
\usepackage{vmargin}
\setpapersize{A4}
\setmargrb{2cm}{1cm}{2cm}{1cm}
PowerPoint の場合はスライドマスターを修正し、 テキストボックスを大きくすればマージンを小さくすることができます。
研究は日々の積み重ねなので、 同じテーマに取り組んでいる限りは、 ミーティング資料は前回のものに追加する形で作成すると良いでしょう。 ページ数が多くなりすぎれば、 ある程度古いものはカットするなど、 ミーティングで説明したい内容に応じて臨機応変に対応してください。 ミーティング資料の分量として、 A4 で 3 〜 4 枚程度を目安にするといいと思います。
学生のみなさんは一生懸命なので、 「とにかく何か新しい結果をミーティングで報告したい」とか、 「とにかく収集できたばかりのデータを見てもらいたい」という意識が 強いようです思えます。 そのため、ミーティングの場で、 「じゃあこの結果から何が言えるのですか ? 」などと質問されると、 とたんに困ってしまうことが多いようです。 そのため、ミーティングが始まるまでに、 15 分程度でもいいので時間を取って、 ミーティングで何を説明したいのが考えるようにするといいでしょう。
これはミーティングに限りませんが、 誰かに何かを説明する時には、 「その説明を聞いた人がどう思うか」を事前に考えるといいでしょう。 学生のみなさんの場合は、 ミーティングで緊張するということもあって、 説明を受けた人がどう思うかなど、 その場ではなかなか考える余裕がないことも多いと思います。 そこで、ミーティングが始まる前に、 どういう質問が予想されるか事前にシミュレーションしてみるといいでしょう。
ミーティングの場では、 「とにかくこれまでの成果を発表したい」と考える人が多いようです。 そのため、これまでの研究で分かったこと、 明らかになったこと「だけ」をミーティング資料に書く人が多いように 思えます。 しかし、ミーティングでは、 これまでの研究状況や成果をふまえて、 今後どのような方向に進めてゆくかを議論することも大切です。 そのためにも、ミーティング資料には、 これまでに分かったことだけでなく、 これまでの研究で分からなかったことや、 現時点で分からないこと・疑問に思うことも積極的に書くようにしましょう。
ミーティングを有意義なものにするために、 ミーティング中の議論の要点や、 ミーティング中に思いついたことは、 すぐにメモを取るようにしましょう。 そこから、今の研究をより良くするヒントや、 次の研究テーマのアイディアが生まれるかもしれません。 このためにも、ミーティングにはノートやペンを持参することを 忘れないようにしましょう。
さすがに何年も研究をしているだけあって、 教員や先輩はいろんなことを知っています。 そのため、「ついつい教員や先輩の言っていることは正しい」と思い 込みがちです。 ほとんどの場合はこれでもうまく行くのですが、 指導者もやはり人間ですので、 間違うことも、勘違いすることもあります。 そのため、「指導者の言っていることは正しいに違いない」と 考えるのではなく、 指導者の言っていることが間違っている可能性も常にあるということを 忘れないようにしましょう。
上と矛盾しているようにも聞こえますが、 常に「自分の考え方が間違っているかもしれない……」という意識を 持つようにしましょう。 ソフトウェア開発におけるデバッグと同様に、 「どのように正しいか ? 」という視点ではなく、 「どこか間違っていないか ? 」という視点で考えるようにしましょう。
「この論文の……がおかしいと思います」とか「この論文の著者は……を 考えていないのだと思います」のような考え方を気軽にする学生が 多いようです。 しかし実際には、ほとんどの場合、 学生の考え方のほうが間違っています。 もちろん例外もありますが、 一般に、論文として発表されているものは、 みなさんよりも経験を積んだ研究者の人が、 かなりの時間を費やして作成したものです。 私の経験では、そのような場合、90 %以上の割合で、 学生の考え方のほうが間違っているようです。
ミーティング終了後に、 今回のミーティングの要点や今後の作業内容の一覧を 作成するようにしましょう。 そして、これを指導者にチェックしてもらい、 研究を進める方向が間違ってないかを確認してもらうと良いと思います。
また、今回のミーティングから、 次回のミーティングまで、 一週間〜数週間程度の時間が空くのが普通だと思います。 このため、次回のミーティング資料に、 ここで作成したミーティングの要点や今後の作業内容の一覧を含めると 良いでしょう。 これにより、ミーティングの他の参加者に、 前回のミーティングの要点をすぐに思い出してもらうことができ、 限られたミーティングの時間をより効率的に使うことができると思います。
研究ミーティングは、 (異なっている点も多いですが) いわゆる会議と性質が似ています。 「効率的な会議の方法」、 「国際化時代の会議」、 「欧米ビジネスマナー (会議編) 」といった雰囲気のタイトルが付いた本が 参考になるでしょう。 日本の伝統的な会議は和を重んじるため、 それほど効率を重視しないこともあります。 研究ミーティングとしては、 欧米式の、完全に効率を重視した会議の方法が参考になるでしょう。
"Don't judge each day by the harvest you reap but by the seeds that you plant." -- Robert Louis Stephenson
輪講の目的は、(1)「最新の論文を読んで、 研究に関する最先端の情報や知識を共有すること」、 および(2)「限られた時間で、 論文の内容を適切に説明して、 聴衆に理解させる力を身につけること」です。 常に、この目的を考えながら輪講を行いましょう。 例えば、時代遅れの、 役に立たない論文を読んでも意味がないでしょう。 輪講が終わった時に、 論文の内容を、全員がある程度のレベルま正しく理解できていなくては 意味がないでしょう。
学士や修士を取得するために、 義務として輪講をするというのは時間がもったいないと思います。 輪講の時間を無意味に過ごさないようにしましょう。 全員が共通の時間に揃うという、 貴重な時間であることを忘れないようにしましょう。
輪講の参加者には、 知識のレベルに幅があります。 発表者は、全員が理解できるように発表を工夫しましょう。 上級生には、論文の詳しい内容を理解してもらえるように、 下級生には、少なくとも、 論文の目的や背景が理解してもらえるようにしましょう。
これまでの経験から、 以下のような方法は効果があると思います。 (1) 論文の概要 (日本語) を配布する、 (2) 他の人が理解できているか、 発表者が参加者に対して頻繁に質問する、 (3) 論文の内容に関して、 議論する時間を十分に取っておく、 (4) ホワイトボードを用いて説明する、 (5) 具体的な例をもとに説明する、 (6) 発表にメリハリを付ける (座るのではなく、 立って発表するなど)、 など。
おそらく、完璧な輪講というのは存在しないでしょう。 輪講にまったく興味を持っていない学生、 輪講中にぐっすり眠る学生、 輪講がとにかく嫌でたまらない学生など、 常に存在するものです。 そういった学生の意識や態度にも問題があるかもしれませんが、 輪講のスタイルに問題があることも多いと思います。
常に、誤差 (輪講の目的-現在の輪講の成果) をフィードバックし、 輪講のスタイルを改善するようにしましょう。 某 T 先生の言葉を引用しておきます : 「輪講に参加することに、 本当に 90 分の時間を費やす価値があるかどうかを、 常に考えんとあかん。 輪講に参加しても、 90 分に見当った知識や情報が得られへんのやったら、 輪講をさぼって遊びにでも行ったほうがよっぽどマシや。」
"The secret of power is the knowledge that others are more cowardly than you are." -- Ludwig Boerne
インターネットを利用すれば、 実に膨大な量の情報を入手することができます。 例えば、1999 年の推定で、 インターネット上の Web ページは約 10 億ページ存在すると言われています。 このような、インターネット上の情報をいかに効率的に利用するかが、 これからの情報化社会を生きて行く上で求められるのは確かでしょう。
しかし、「インターネットの検索エンジンを利用すれば、 ありとあらゆる情報が入手できる」という過度の期待は 持たないようにしましょう。 著作権のある情報の多くは、 インターネットでは簡単に入手することができません。 世の中には、インターネット以外にも重要な情報がたくさんあることを 忘れないようにしましょう。
上で述べたように、 インターネットの検索エンジンへの過度の期待は禁物ですが、 インターネットの検索エンジンを上手に使いこなしましょう。 ひたすら、キーワードを変えながら何時間もインターネットの検索 エンジンにかじりつく……というのは避けましょう。
例えば、ほとんどの検索エンジンは論理式を記述することによって、 AND/OR 検索が可能です。 代表的なインターネットの検索エンジン Google では、 「 site:co.jp 」によって検索対象の Web ページを co.jp ドメインに 限定したり、「 fileytpe:pdf 」によって検索対象のファイルを PDF に 限定したりすることができます。
みなさんは、やはり日本人なので、 日本語で情報を得たいと思うのは当然のことだと思います。 しかし、特に研究の分野では、 ほとんどの情報は英語で書かれています。 このため、いくらインターネットの情報量が膨大といっても、 そのうち日本語で書かれているページは残念ながらそれほど多くありません。
ですので、インターネットの検索エンジンを使う時には、 日本語のページではなく、 英語のページを検索対象にしましょう。 キーワードを入力する時は、 日本語のキーワードではなく、 英語のキーワードを選びましょう。 例えば、原稿執筆時点で、 「プロトコル」というキーワードに一致するページは約 60 万件でしたが、 「 protocol 」というキーワードに一致するページは約 1 億 9 千万件もあります。
インターネットの普及により、 情報収集が非常に楽になりました。 昔 (私が大学院生の頃) は、 論文を探すためには、 先生方が講読している論文誌を見せてもらうか、 図書館に行って調べるしかありませんでした。 最近は、論文のためのデータベースや検索エンジンが登場しているので、 これらを活用しない手はありません。
CiteSeer は NEC が開発した論文データベースで、 誰でも自由に利用することができます。 論文の PostScript ファイルや PDF ファイルから、 参考文献の情報を抽出し、 論文の相互参照関係を自動的に抽出しているというのが特徴です。 CiteSeer のサーバは動作が不安定ですが、 計算機科学分野の論文が数多く収録されています。
CiteSeer http://citeseer.ist.psu.edu/
Google Scholar は後発ですが、 Google が開発した論文の検索エンジンで、 これも誰でも自由に利用することができます。
Google Scholar http://scholar.google.com/
大学によって事情は異なると思いますが、 多くの大学では、商用の論文データベースやデジタルライブラリを 契約しています。 商用の論文データベースやデジタルライブラリの種類にもよりますが、 ライセンス料が非常に高額なもの (年間数千万〜数億円) もあります。 大学がその費用を負担してくれているのですから、 これを活用しない手はありません。
大学と出版社間のライセンス形態によって、 商用の論文データベースやデジタルライブラリにアクセスできる利用者が 限定されていることもあります。 例えば、教員は可能だが学生は不可であったり、 教員・大学院生は可能だが学部生は不可であったり。 大学によって、もしくは商用の論文データベースや デジタルライブラリによって異なります。 各大学の利用規定を確認して、 利用できるものは最大限利用しましょう。
技術用語の意味や最新の技術動向のように、 一般的な情報や新しい情報を浅く広く得たい時には、 インターネットの検索エンジンを使うと良いでしょう。 しかし、過去の研究成果や技術解説などを詳しく知りたい時には、 書籍などの印刷物を最大限活用しましょう。
例えば、指数分布の定義を正確に知りたければ、 数学辞典を参照するのが一番です。 パケット交換技術について学びたければ、 入門書や専門書を読むのが一番です。 比較的新しい通信プロトコルの詳細を知りたければ、 雑誌の解説記事を読むといいでしょう。
「書籍を買えばいいのは分かるけど、 専門書はたいてい高価だから……」という思いを持つ人は多いと思います。 たしかに、大学院生の時に、 数千円から 1 万円以上もする専門書をそうそう気軽には買えないのは 事実だと思います。
そういう人のために、 大学や地方自治体の図書館があります。 これらを最大限利用することをお勧めします。 例えば、大阪大学附属図書館は非常に幅広い蔵書を持っています。 これを利用しない手はありません。 本学の図書館の場合、 キャンパス内の他の図書館や研究室に置かれている蔵書を取り 寄せてもらうことも可能です。 また、研究目的であれば、 他の国立大学の図書館の写しを取り寄せたり、 他の国立大学の図書館利用できる制度もあります。 また、閲覧だけであれば、 研究目的に限らず利用できます。
他にも、専門書はほとんどありませんが、 地方自治体の図書館もぜひ利用するといいでしょう。 英語・数学・論文の書き方など、 一般的な本はたくさん揃っています。 また最近では、インターネットから蔵書を検索したり、 予約できる図書館も増えています。
例えば、私が利用する豊中市・箕面市の図書館では、 インターネットから蔵書を検索し、 予約することができます。 最寄りの図書館になければ、 市内の他の図書館から取り寄せてもらえます。 また、現在貸し出し中であっても予約することが可能です (予約のキューに 入って、順番に処理されます)。 予約した本が届けば、 メールもしくは電話で連絡がもらえます。 非常に便利なサービスなので、 ぜひ有効に活用してください。
実際に論文を書き始める前に、 研究の背景や目的を整理しましょう。 「何を」・「どのように」研究したのかについては十分に 理解しているのですが、 「何のために」研究したのかについての理解が不足している人が 多いようです。 背景や目的をぼんやりと理解しているだけでは、 一本筋の通った論文を書くことはできません。 指導教員や他の人ともよく議論し、 研究の背景や目的を他の人に説明できるようにしておきましょう。
実際に論文を書き始める前に、 研究のどの部分に新規性や独創性があるのかを明確にしておきましょう。 論文では、新規性や独創性をアピールすることが非常に重要です。 上の項目でも説明しましたが、 「何を」・「どのように」研究したのかを説明するだけでは不十分です。 ただし、「今までに研究されていないから」というのは、 新規性や独創性にはなりませんので注意しましょう。 論文で、今までに研究されていないことを発表するのは当たり前だからです。
「どうもうまく書きたいことが書けません……」という悩みをよく聞きます。 正しく、美しい日本語を書くというのは確かに簡単なことではありません。 しかし、どういう部分で行き詰まっているのかをよくよく聞いてみると、 実は「何を書きたいかが決まっていない」ことが多いようです。 実際に文章を書きながら、 何を書こうか考えて作業している人が非常に多いようです。 しかし、残念ながらそういう方法ではうまく行きません。 建物には設計図が、 電子回路には回路図が、 絵にはデッサンが必要です。 まず、文章を書き始める前に、 時間をかけて論文の構成を考えましょう。
上の項目とも関連しますが、 文章の構成は非常に重要です。 しっかりした構成があって始めて、 正しく分かりやすい文章を書くことができます。 しっかりした構成になっているかのチェック方法の一つとして、 章タイトルだけを見て、 論文の構成がおおよそ分かるようになっているかどうかを確認するという 方法があります。 よく書けている論文は、 章タイトルも論理的に正しく、 簡潔な言葉で書かれています。
通信分野の論文には、 多くの場合、性能評価 (解析、 シミュレーション、 実験など) の結果が含まれています。 性能評価では、通常、 システムの性能に影響を与えるパラメータを変化させて実験を行い、 性能指標 (メトリクス) を計測します。 パラメータの選択を正しく行わなければ、 性能評価の結果も意味のないものになってしまいます。 論文にこのような性能評価の結果を含める場合には、 「なぜ (多数のパラメータの中から) それらのパラメータを選んだのか ? 」、 「なぜそのようなパラメータ範囲で評価を行ったのか ? 」を 説明できるようにしておきましょう。
技術者の間でよく使われる表現として、 「車輪の再発明 (Reinventing the wheel) 」という言葉があります。 すでに発明されている技術 (この例では「車輪」) を、 ゼロから頑張って再発明するという無駄な行為を皮肉った表現です。 日本語作成に限りませんが、 常に先人の知恵を活かすことを考えましょう。 日本語の書き方や、 論文の作成方法を、 みなさんが「発明」する必要はありません。 すでにたくさんの先人が情報を本に書き残してくれています。 まず、これらの本を読んで、 基礎的な事柄を身につけるところから始めましょう。
普通に高校〜大学〜大学院と進学してきた人にとっては、 自分以外の人と共著で文章を書くというのは、 あまり経験したことがないと思います。 通常、大学の授業で課されるレポートは一人で書きます。 一人でプログラムを作成して、 一人で文章を書く、 という作業に慣れてしまっているので、 指導者と共同で作業するということに、 いろいろととまどってしまうかもしれません。 一人より二人、二人より三人で作業するほうが、 作業の切り替えに必要なオーバヘッドが大きくなります (オペレーティングシステムで、 プロセス数が増えるにつれコンテキスト・スイッチのオーバヘッドが 増えるのと同じです)。 ですので、指導者との共同作業では、 自分一人で作業するよりも余裕のあるスケジュールを立てましょう。
スケジュールを立てるのが難しいことです。 特に、あまりこれまでに経験したことのない作業に取り組む時は、 作業時間の見積がうまくできず、 なかなかスケジュールを立てることができません。 しかし、「スケジュールを管理する」という意識を持つことが重要です。 スケジュール作成時の時間の見積は間違っているかもしれませんし、 時間の見積が正しくても、 予期せぬ事態によってスケジュール通り進まないかもしれません。 それでも、できるだけ詳細なスケジュールを自分で立てて、 自分でスケジュール管理をするように工夫しましょう。
例: `lost packets' や ``lost packets'' が正しい。
例: router-based、pp. 23--28、IP routers --- Cisco XXX and Intel XXXX --- have...
データ転送プロトコル GridFTP のための
並列 TCP コネクション数調整機構の
性能評価
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データ転送プロトコル GridFTP のための
並列 TCP コネクション数調整機構の性能評価
LaTeX で文章を書く場合、 2 〜 3 個の参考文献を含めるだけならば、 thebibliography 環境を使って手動で書くこともできます。 しかし、通常、論文には 10 〜 20 程度の参考文献を含めるため、 BibTeX を使うと作業がずっと楽になります。
BibTeX は、日本語の書籍等ではあまり詳しく取り上げられていないためか、 学生のみなさんは BibTeX の機能をよく理解せず、 見よう見まねで使っていることが多いようです。 それほど分量の多いドキュメントではないので、 一度、BibTeX の使い方をちゃんと学んでおきましょう。
BibTeXing ftp://sunsite.unc.edu/pub/packages/TeX/biblio/bibtex/distribs/doc/btxdoc.tex
BibTeX を正しく使うのは難しいようです。 BibTeX のソフトウェアの利用法は簡単ですし、 bib ファイルの書き方 (例えば文法) もそれほど難しいものではありません。 しかし、BibTeX を正しく使うのは難しいのです。 bib ファイルを書く際には、 いくつかのルールがあるのですが、 bibtex コマンド自体がこれらのルールをチェックしてくれないため、 基本的に人間が目でチェックする必要があるからです。
以下に、私がこれまで指導してきた学生が、 よく犯していた間違いをもとに、 bib ファイルのチェックリストを紹介しておきます。 特に、これらの点に注意すれば、 おそらく 90% くらいの間違いは防ぐことができると思います。
例:
@Misc{Foster02:OGSA,
author = {I. Foster and C. Kesselman and J. Nick and S. Tuecke},
title = {The Physiology of the {Grid}: An Open Grid Services
Architecture for Distributed Systems Integration},
year = 2002,
month = jan,
howpublished = {\url{http://www.globus.org/research/papers/ogsa.pdf}}
}
例:
@InProceedings{Kelly99:Mathematical,
author = {Frank Kelly},
title = {Mathematical modeling of the {Internet}},
booktitle = {Proceedings of Fourth International Congress on
Industrial and Applied Mathematics},
year = 1999,
month = jul,
note = {Also available as
\url{http://www.statslab.cam.ac.uk/~frank/mmi.html}}
}
例: title = {{RED} ゲートウェイの定常状態解析}
例: author = {Hiroyuki Ohsaki and Masayuki Murata and Hideo Miyahara}
例: author = {C. Jin and others},
例: author = {{大崎 博之, 米良 祐一郎, 村田 正幸, 宮原 秀夫}},
例: pages = {131--136}
例: month = oct
例: note = {Also available as \url{http://www.isi.edu/nsnam/ns/}}
あまりにチェックリストが多いため、 うんざりしてしまったかもしれません。 ある程度慣れてくると、 bib ファイルのチェックは、 間違い探しをしているようなもので楽しいのですが、 なかなかその域にまでは到達できないかもしれません。
そこで、上記のチェックリスト (の一部) を自動的にチェックする Perl の スクリプト bibcheck を作成しましたので、 ぜひこれを活用してください。 まずは、bibcheck で警告が出なくなることを目指しましょう (現在の bibcheck は警告を多目に出すようにしているので、 正しくても警告が出ることがあります)。 もちろん、bibcheck だけに頼るのではなく、 bib ファイルを自分の目でも見てチェックすることを 忘れないようにしましょう。
A consistency checker for BibTeX files http://www.ispl.jp/cgi-bin/bibcheck.pl
名詞が可算名詞 (countable noun) か不可算名詞 (uncountable noun) かどうかは、初学者向けの辞書には書かれていますが、 大きな辞書には書かれていないようです。 英英辞典なら、OALD (Oxford Advanced Learner's Dictionary) が 良いでしょう。
Oxford Advanced Learner's Dictionary http://www.oup.com/elt/catalogue/teachersites/oald7/?cc=global
英和辞典なら、例えば、 研究社の英和中辞典、 ジーニアス英和辞典などには書かれています。
新英和中辞典 第6版 (研究社) http://www.excite.co.jp/dictionary/
DVD-ROM版ジーニアス英和<第4版>・和英<第2版>辞典(検索用:G4) http://thistle.est.co.jp/tsk/detail.asp?sku=10232&page=1
基本的には、毎日コツコツ辞書を引いて覚えてゆくことが大切です。
例: two packets, ten packets, 11 packets, 100 packets
ただし、数そのものに意味がある場合はアラビア数字で書く
例: X is set to 1, and Y is to 100
機械翻訳を活用するための 100 のヒント http://www.ispl.jp/~oosaki/research/tips-translation/
例: a model that has three links is... 例: a model, which is different from the previous one, is...