大阪大学大学院情報科学研究科
大崎 博之 (oosaki[atmark]ist.osaka-u.ac.jp)
10 Tools for Your Successful Research Activities
$Id: index.pod,v 1.3 2008/12/05 13:55:24 oosaki Exp oosaki $
ここでは、これから研究生活を始めようとする人が持っておくといい、 10 のツールを紹介します。
昔から、「弘法筆を選ばず」と言われるように、 本当に「できる人」は、 どんなツール (道具) を使ってもそれなりの成果を出せるのだと思います。 しかし、これから「できる人」を目指すという人は、 まず最初にある程度良いツールを揃えましょう。
以下では、私のこれまでの経験から選択した、 研究者のための 10 のツールを紹介します。 それぞれのツールがどんな役に立つのか、 なぜこのツールがいいのかについてもあわせて説明します。
また、私が大学院生時代にどんなツールを使っていたかも紹介します。 たいてい悪い例ばかりで、 適切なツールを正しく使っていなかったため失敗ばかりしていました。 あくまで反面教師として参考にしてもらえればと思います。
どんなツールを選べばいいのか迷っている人 / 悩んでいる人は、 まずここで紹介する 10 のツールを揃えて、 実際に使ってみてください。 実際に使ってみて、 さらに自分に合ったツールを追加したり、 いくつかのツールをより自分に合ったツールに置き換えるなどして、 どんどんカスタマイズしてもらえればいいと思います。
良いツールを持てば、 それだけで気分が楽しくなります。 研究を進める上では、 楽しいことばかりではなく、 苦しいことも数多くあると思います。 良いツールはそのような苦しみを柔らげてくれるでしょう。
研究というのは、基本的な知的で創造的な活動です。 そのような知的で創造的な活動にふさわしい筆記具を持ちましょう。
高校や大学の授業で板書をノートに写すだけなら、 どんな鉛筆やシャープペンシルを使っても構わないでしょう。 安物のボールペンでも十分です。 しかし、みなさんはこれからかなりの時間とエネルギーを研究に費すのです。 それに見合っただけの筆記具を使いましょう。
創造的な活動には万年筆を、 作業の効率とやる気を高めるためにマーカを使うことをおすすめします。
ふとひらめいたアイデアや、 時間をかけて思考した過程は、 万年筆で書き残すといいでしょう。 万年筆はシャープペンシルやボールペンと比較すると、 一般的に高価ですし、 取り扱いにも注意が必要です。 しかし、万年筆の筆跡には「ゆらぎ」があるため、 非常に味のある文字になります。 最近は、数百円から千円程度で購入できる、 安価な万年筆もいくつか登場しています。
論文や書籍にマークするためには、 マーカを使うといいでしょう。 同様に、万年筆で書いた文字に印をつけるために、 マーカを使用するといいでしょう。 万年筆の文字は消えませんので、 文字の上にマーカで色をつけることで「削除」の意味を示します。 文字の上に二重線等を引いて消すと非常に見にくくなるので、 マーカを使うことをおすすめします。 つまり、万年筆で書いた文字を削除したい時には、 その箇所をマークするのです。
私は、マーカとしてブルーの蛍光ペン (ペン先が 5mm 程度の幅広のもの) を 使用しています。 例えば、万年筆で書いた作業項目が完了した時には、 (削除するという意味で) その項目をブルーの蛍光ペンでマークします。 すべての作業が完了すると、 ノート一面がブルー一色になるので、 すべての作業が「終わった」というのが視覚的にも実感でき、 達成感が得られます。
私は以下のツールを愛用しています。
(私の大学院生時代)
私が大学院生の頃は、 万年筆ではなく、研究室で購入していた黒もしくは青のボールペンを 使っていました。 そのため、自分で書いたものに愛着はなく、 どんどん書き捨てていました。 マーカには、今と同じブルーの蛍光ペンをこの当時から愛用していました。 ただし、ボールペンの文字を消す、 という目的ではなく、 論文にマークするという目的だけに使っていました。
研究を進めてゆく過程では、 さまざまな場面でメモを取る必要があったり、 メモを取っておくと良いことがあります。 例えば、ぱっとひらめいた研究のアイデアを忘れないように書き残すために、 作成したいプログラムの設計図を描くために、 サーベイのために読んだ論文の要点を書いて残しておくために、 指導者から指示された作業の内容を忘れないために、 ミーティングでもらったコメントや宿題を忘れないために……など、 さまざまな場面でメモを取ると思います。
ついつい、手元にあるレポート用紙やルーズリーフなどに書き捨てている 人が多いと思います。 「もったいない」という心理が働くこともあり、 発表資料のハンドアウトやプリントアウトしたプログラムの ソースコードなど、 不要となった資料の裏に書いている人も多いと思います。 しかし、これも筆記具と同じように、 みなさんはかなりの時間とエネルギーを研究に費すのですから、 それに見合っただけのノートを使いましょう。
創造的な活動の記録には一冊のノートを、 使い捨てのメモ (例えば、 単なる計算用紙として使う場合) にはレポート用紙を 使うことをおすすめします。
創造的な研究活動の記録は、 使用するノートを一冊に決めておいて、 そこにすべてを記入するようにするといいでしょう。 そのノートは常に持ち歩くようにし、 何かアイデアが浮かんだ時や、 誰かと話をして研究のヒントを得た時などにさっと記入します。 自分の考えは、文字・記号・図を多様して論理的にノートに 記入するようにします。
計算機上のエディタを利用してメモを取ることは止めたほうがいいでしょう。 記号・図の入力が面倒、 (サスペンドからレジュームするにしても) 起動するのに時間がかかる、 バッテリがないと使用できない、 大量の情報を閲覧するのが苦手などのデメリットが多すぎます。 ボイスレコーダも同様の理由でおすすめしません。 「筆記具 + ノートを常に携帯する」という方法をおすすめします。
使い捨てのメモ (例えば、 単なる計算用紙として使う場合) には、 レポート用紙にどんどん記入するといいでしょう。 ただし、研究活動の多くの場面では、 使い捨てのメモに書くような内容はあまりありません。 創造的な活動をしているのですから、 それらの結果のほとんどは保存しておく価値のあるものです。 プログラムのデバッグ時のメモ、 読んだ論文の要点などは、 すべて使い捨てのメモではなく、 ノートに書くようにしましょう。
私は以下のツールを愛用しています。
(私の大学院生時代)
これも研究室で購入していた、 A4 のレポート用紙 (英語圏では「ノートパッド」といいます) を 使用していました。 書籍を読んでいて思い付いたことはメモを取らず、 論文を読んでいて思い付いたことは論文中に書き込んでいました。 古い論文は捨ててしまったので、 当時の資料はもう何も残っていません。 今思えばもったいないことをしていたと思います。
研究は、中期から長期にわたって、 さまざまな思考錯誤を繰り返しながら少しずつ進めるものです。 一日か、長くても数日で終わるような作業なら、 (特に記憶力が優れている若い方なら) 計画を立てる必要はないでしょう。 日常的な例を挙げると、 ちょっとした買物なら一日で終わるので、 わざわざ計画を立てなくてもなんとかなります。 また、試行錯誤が必要なく、 一本道で進むような作業の場合も、 計画がなくてもなんとかなります。 例えば、小説を一冊読む場合には、 計画を立てなくても前から順番に読めばいいでしょう。
しかし、研究は短期間で終わる作業でもなく、 一本道に進むような作業でもありません。 そのため、計画 (スケジュール) を立てて、 それを管理することが重要となります。 学部 4 年生であれば、 指導教員に言われるがままに、 何も考えずに与えられる作業をこなしているだけで 何とかなるかもしれません。 しかし、大学院生であれば、 自分が主体となって研究を進めることが不可欠です。
研究のスケジュール管理には、 手帳型のスケジューラ (ダイアリとも呼ばれます) をおすすめします。
手帳型のスケジューラにもいろいろな種類があります。 文具店に行けば、数百種類ものスケジューラがあって、 どれを使えばいいか迷うかもしれません。 研究のスケジュール管理には、 普段から携帯できるような小型のもので、 見開きが一週間に相当するスケジューラが良いでしょう。 見開きが一ヶ月のもののほうが、 全体を見渡せて便利そうに思えるかもしれませんが、 避けたほうがいいでしょう。 小型のスケジューラの見開きに、 一ヶ月分のすべての計画を書き込むのは無理があるからです。
まず、中期〜長期の研究の大まかな計画 (いつまでに何をするか、 いつまでに原稿を書いて、 いつまでに対外発表をするか等) をスケジューラに書きます。 実際に文字として書き込むことによって、 あいまいであった計画を明確にするという効果もあります。
また、輪講の予定、 ミーティングの予定、 それらに加えてありとあらゆる予定をすべて記入します。 輪講の開催日時、ミーティングの開催日時だけを記入するのではなく、 具体的なタスクもできるだけ記入しましょう。 例えば、輪講で紹介する論文をいつまでに決定するのか、 輪講の資料をいつまでに作成するのか、 なども記入するといいでしょう。 プライベートな予定、 例えば、飲み会の日時や、 デートの予定などもすべて記入します。 情報をすべて一元化して、 集中して管理する、 というのがポイントです。
私は以下のツールを愛用しています。
(私の大学院生時代)
当時は記憶力に自信があった (?) のか、 特にスケジューラは使用していませんでした。 そのため、しめきりを忘れていたり、 打ち合わせの日時を間違って指導教員に注意されることが日常茶飯事でした。 一時、Emacs の calendar (Emacs 上で利用できるカレンダ / ダイアリ) を 利用してスケジュールを登録し、 メールでリマインダを自動的に送る (簡単なスクリプトと、 BSD UNIX 標準の calender コマンド、 crontab を組み合わせればできます) ということをしていました。
「充実した大学・大学院生活のための 100 のヒント」にも書きましたが、 日本語の力を高めるためには、 普段から正しい文章を書くように心掛けることが重要です。
正しい日本語を書くためには、 まず、正しい日本語を知らなければなりません。 他の人の文章 (書籍、 論文、メールなど) を読んでいて、 少しでも意味があいまいな言葉があれば、 毎回その都度、国語辞典で調べるようにしましょう。 メールでも論文でも、 文章を書こうとしている時に、 少しでも意味があいまいな言葉があれば、 必ず国語辞典で意味を調べて、 正しい使い方をしましょう。
「日本人だから日本語は十分扱える」、 「なんとなく言葉のイメージが分かるから十分」というのは大きな誤解です。 毎回、辞書を引くのは面倒に思えるかもしれませんが、 しばらく続けていればそれが習慣になり、 別に面倒とは思わなくなります。
そのためにも、普段から手元に「良い」国語辞典を置いて、 いつでも参照できるようにしましょう。 ここで重要なのは、 「良い」国語辞典を正しく選んで使う、 ということです。 インターネット上でで無料で利用できる辞典を使っている人も 多いようですが、これは止めたほうがいいでしょう。 特に、代表的なポータルサイトに登録されている無料の国語辞典を、 あまり深く考えず使用している人は要注意です。
「良い」ツールを、 「正しく」使うことが大切です。 無料で利用できるかどうか、 (特に設定等しなくても) 簡単にアクセスできるかどうか、 分かり易いところにあるかどうかを、 ツールを選択する基準にしてはいけません。 インターネット上で無料で利用できる辞書は初学者向けのものであったり、 アクセスに制限がある (通信環境が必要、 検索方法が制限される、 検索に時間がかかる等) ものがほとんどです。 日本語の能力を向上させたい大学院生が、 日常的に利用すべきものではありません。
国語辞典には、電子ブック形式の「広辞苑」をおすすめします。 普段ノートパソコンを持ち歩く人なら、 電子ブック形式の辞書をハードディスクにインストールするのが 良いでしょう (ただし、 電子ブックのライセンスに注意してください)。 普段ノートパソコンを持ち歩かないなら、 「広辞苑」が収録された小型の電子辞書を利用すると良いでしょう。
日本語だけでなく、 英語についても、「良い」英英辞典を手元に置いて、 あいまいな言葉・知らない言葉があれば、 その都度調べるようにしましょう。
「うん、英英辞典 ? 英和辞典の間違いじゃないの ? 」という声が聞こえてきそうですが、 間違いではありません。 英英辞典です。
何となく、英英辞典は、 英語がネイティブの人や、 ネイティブでなくても英語が堪能な人が使うもの、 というイメージがあるかもしれません。 英英辞典がスラスラ読めるくらいなら、 英語で苦労なんかしていない、 と思うかもしれません。 しかし、そんなみなさんにこそ英英辞典をおすすめします。
例えば、国語辞典には、 小学生向けのもの、 中学生向けのもの、 高校生向けのもの、 大人向けのものなど、 同じ国語辞典でも用途に応じていくつかの種類があります。 それと同じように、 英英辞典にも用途に応じていくつかの種類があります。 特に、英語は事実上、世界の共通語という位置付けであるため、 「英語の学習者向けの英英辞典」というものが存在します。
定評のある英英辞典として、以下のようなものが存在します。
これらの中では、OALD をおすすめします。 OLAD、LDOCE、CCED すべて購入して、 実際に使用してみましたが、 私にとっては OALD の説明が一番分かり易いと感じました。 あくまでこれは私の主観的な意見なので、 どの英英辞書が良いかは人によって変わるかもしれません。
なお、上記の辞書はすべて書籍版が 3,000 〜 5,000 円程度で購入できます。 電子版を収録した CD-ROM が付属しています。
私は、OLAD、LDOCE、 CCED それぞれを電子ブック形式に変換して、 Emacs から利用しています。
(私の大学院生時代)
今でこそ偉そうに書いていますが、 大学院生時代は英英辞典に挑戦して、 挫折した経験があります。
大学院生時代にいろいろな英語学習の本を読むと、 「英英辞典を使うと良い」と書かれていました。 「それならばぜひ」と思い立って、 電子ブックの英英辞典 OED (Oxford English Dictionary) を購入し、 使ってみました。 当時、7,000 円程度したと思います。
しかし結果は悲惨なものでした。 英英辞典を見ても、 さっぱり意味がわからないのです。 知らない単語を引くと、 もっともっと知らない単語を使って説明されていて、 まったく役に立ちませんでした。 「英英辞典を使うと良い」というのは、 非常にレベルの高い人の話に違いない……と思い、 それ以降ほとんど利用していませんでした。
(本当に) ずいぶん後になって分かったのですが、 私が購入した英英辞典 OED は、 ネイティブ向けの英英辞典なのでした。
例えば、justify を OALD (学習者向けの英英辞典) で引くと、 以下のように説明されています (発音・用例は削除し、 一部編集しています)。
justify verb (justifies, justifying, justified, justified) 1 to show that sb/sth is right or reasonable: 2 ~ sth (to sb) to give an explanation or excuse for sth or for doing sth: 3 [VN] (technical) to arrange lines of printed text so that one or both edges are straight
sb/sth は、somobody/something の意味です (簡便のため、 このように省略して表記されています)。 これなら、高校生程度の英語力があれば分かりますよね ?
一方、OED (ネイティブ向けの英英辞典) で引くと、 以下のように説明されています (発音・用例は削除し、 一部編集しています)。
justify
v.tr. (-ies, -ied)
1 show the justice or rightness of (a person, act, etc.).
2 demonstrate the correctness of (an assertion etc.).
3 adduce adequate grounds for (conduct, a claim, etc.).
4 a (esp. in pasive) (of circumstances) be such as to justify.
b vindicate.
5 (as justified -adj.) just, right (= am justified in assuming).
6 [Theol.] (a person) righteous.
7 [Printing] adjust (a line of type) to fill a space evenly.
justify という比較的平易な単語を調べようと思っている人には、 justice、rightness、 demonstrate、correctness、 adduce、conduct、pasive、 circumstances、vindicate、 assuming、righteous という単語は苦しいでしょう。
なお、参考のために、 LDOCE、CCED の説明も載せておきます。 これも発音・用例は削除し、 一部編集しています
LDOCE:
jus・ti・fy W3S2
(past tense and past participle) justified
(present participle) justifying
(third person singular) justifies
[Date: 1300-1400; Language: French; Origin: justifier, from Late Latin
justificare, from Latin justus; JUST2]
1 to give an acceptable explanation for something that other people think is
unreasonable
2 to be a good and acceptable reason for something
3 (technical) to arrange lines of words on a page or computer screen so that
they form a straight edge on both the right and left sides
CCED:
justify * jus・ti・fy justifies justifying justified 1 [VERB] V n, V n To justify a decision, action, or idea means to show or prove that it is reasonable or necessary. 2 [VERB] V n To justify printed text means to adjust the spaces between the words so that each line of type is exactly the same length. (COMPUTING) see also left-justify, right-justify
英語学習には、できる限り英英辞典を使うことをおすすめしますが、 英和・和英辞典も揃えておきましょう。
英単語を調べる時は、 できるだけ英英辞典を調べるのがいいのですが、 疲れている時や、集中力が低下しているような時は、 英英辞典を読むのがつらいこともあると思います。 やはり日本語のほうが楽に読むことができるので、 そういう場合は英和辞典を使うといいでしょう。
また、日本語→英語や、 英語→日本語の翻訳が必要な時にも、 英和辞典・和英辞典が役に立ちます。 例えば、英日翻訳の時に、 英単語を英和辞典で引いて、 出てきた訳語をそのまま使う……というのは問題外です。 そういう使い方ではなく、 英和辞典に示されている複数の訳語を参考に、 どのような表現を使えばいいかを考える時に、 英和辞典は非常に役に立ちます。
定評のある英和・和英辞典として、以下のようなものが存在します。
これらの中では、研究社の新英和・和英中辞典をおすすめします。 すべて購入して、 実際に使用してみましたが、 私にとっては新英和・和英中辞典の説明が一番分かり易いと感じました。 あくまでこれは私の主観的な意見なので、 どの英英辞書が良いかは人によって変わるかもしれません。
私は、新英和・和英中辞典の電子ブック版を、 Emacs から利用しています。
参考のため、新英和・和英中辞典、 リーダーズ・プラス、 ランダムハウス、英和活用大辞典、 ジーニアスで justify を検索した結果を示しておきます(発音・用例は削除し、 一部編集しています)。 辞書選びの参考にしてください。
ときどき、大学生・大学院生の中に、 ジーニアスを使っている人を見かけますが、 ジーニアスは高校生向けの辞書なので、 大学生・大学院生のみなさんは使わないほうがいいでしょう。 代わりに、もっと充実した (大学生〜社会人向けの) 辞書を使いましょう。
# Brian W. Kernighan, Rob Pike, ``UNIX プログラミング環境'' http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4871483517
# Brian Kernighan, Rob Pike, ``プログラミング作法'' http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756136494
* W. Richard Stevens, ``詳解TCP/IP〈Vol.1〉プロトコル'' http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894713209